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保守反動が論壇を席巻する中左翼は肩身が狭い▼しかし左翼でいることは恥ではない▼保守思想など左翼思想のアンチテーゼに過ぎないのである▼骨太の左翼思想ここにあり
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東シナ海のガス田をシナが開発している。成長するシナはエネルギーを欲しており東シナ海方面を自らの勢力下に収めるつもりらしい。このシナの動きに対して日本政府は及び腰である。保守反動はシナ政府の横暴を攻撃し国内左翼は話し合いの姿勢で臨めという。どう考えるべきか。

まず大前提として東シナ海に限らず地球の資源は誰のものか。いうまでもなくわれわれ皆の共有財産である。この共有財産は人類の福祉向上のために使われて初めてその資源消費の正当性を獲得する。

現在のシナ政府の考えは資源を独占して地域覇権を目指すものであり正統左翼の立場からは到底容認できない。シナ政府の過去の行状から合理的にその行動を推論するに国内左翼の唱える話し合い路線は人類の福祉向上という大目標の点で全く意味を持たない。シナ政府が日本国政府の話を聞いた試しはないからである。

一方保守反動のいうシナ政府の横暴を攻撃するというやり方は巡り巡って米帝国主義の利益のお先棒を担ぐものでありそのような単細胞なやり方もやはり容認できない。また攻撃に対して攻撃で返すのは動物的であり理性的な反応とはいえない。

ではどうすればいいのか。話し合いも強硬路線も反対なら打つ手はないではないか。そういう人もいよう。しかしそれが単細胞な発想だというのだ。強硬路線か話し合いかの二者択一しか思考に上らないなら単細胞という非難に甘んじねばならない。このような場合は常に原理原則に戻ることが有効である。

我々の目的は何だったのか。繰り返すが人類全体の福祉の向上である。東シナ海の天然ガス資源もそのために使われねばならないのである。その目的からすれば東シナ海の天然ガスを日本が取るかシナが取るかという問題設定自体が極めてけちくさいものなのである。

(つづく)
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