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保守反動が論壇を席巻する中左翼は肩身が狭い▼しかし左翼でいることは恥ではない▼保守思想など左翼思想のアンチテーゼに過ぎないのである▼骨太の左翼思想ここにあり
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人類は宗教という物語を信じることにより死を克服しようとした。その試みは一定の成功を収めた。しかし近代合理主義の進展はわれわれの認識を拡大しその物語の虚構性を暴いていった。我々は再び知恵の実を食べて楽園を追放され死ぬ存在となった。もちろん未だ完全に暴かれたわけではない。完全に暴かれていないからこそ宗教の物語は合理的認識を持つ人々の多くから未だに支持されている。また死を直視することを厭う気持ちが目を曇らせている。しかし宗教の物語は確実に崩壊しつつある。

これに対し宗教は現代人の認識の不完全さをもって反撃する。例えば不完全な認識で完全なる神を批判すること自体が論理的にあり得ないとするのである。しかしそれは信仰を持つ人に対する答えにはなっても神という物語の土台に疑問を持つ人に対する答えにはなっていない。一方科学的手法を用いて既存の宗教に代替するものを構築する動きもある。しかし我々の認識が不完全である以上それは希望的予測に基づいた実証不可能な虚構であり結局科学の名を騙る宗教類似物に過ぎない。

かくして現代の合理主義は全ての事象を偶然もしくは確率の問題に還元するしかなくなり必然を生きることが不可能となった。しかし人は必然を欲する存在である。故に合理的認識は必然を排斥しなければならない。懐疑しなければならない。理性的認識で突き進まなければならないのである。なぜならその果てにしか誤魔化しのない人生は完結しないからである。それが真正の左翼というものなのである。

(未完・後日修正)
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